
数年前のリアスプロケットのローギアは25丁でした
これが28丁になり今やレーサーバイクの標準は30丁になってます
さらには、ULTEGRAや105のレーサーコンポーネントでも34丁が普及
盛り上がりを見せるグラベルロードは驚きの40丁、42丁になっています
写真のギアは42丁
私の顔が隠れそうな大きさです
昔からスポーツバイクを楽しんでいるホビーレーサーの方は最近の
ローギアード化は??と思っている方もいると思います
私も数年前まではそう考えていましたが、今は違うと言い切れます
結論:速度をギアに合わせるか、ギアを速度に合わせるかの違いです当たり前に聞こえますが、これはとても重要です
レース的な速度を重視する事が目的であれば、目標とするスピードを保つために
多段数かつ25丁、28丁のような隣り合ったギアが近い歯数のスプロケが有効
つまりは速度を保つ事が最優先
反対にサイクリングやツーリング、山遊びなど非レース志向の場合は
速度を保つためのギア比チョイスではなく、体力を考慮して心地の良い
ギア比に合わせた速度で走る事を目的とします
速度は低めになりますが、体力温存にとても有効です
つまりは34丁~40丁のようなワイドギアは速度を一定するのではなく
自分が快適に走れるペースを重視するのに最適なのです
この事を知らないと、ワイドギアでスピードを保とうとしてしまい
とても効率の悪い疲れるライドをしてしまいます
現代の自転車事情はレース遊びする方は全体の5%に過ぎず
多くの方がロングライドやフィットネス、通勤などを楽しむ非レース志向なのです
体育会系過ぎるとハードルも高くなるので初心者が育ちにくくなります
まぁ時代の流れですね
遊び方の幅を広げるにも有効なローギアー化された現代のバイク
これも言わば深化(進化)です
ギア比にあったライドをして楽しみましょう!
以上
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